薬品を排水するための排水配管の選び方
研究所や食堂などで発生する廃液を排水するには、排水配管の選定が重要になります。
食堂だと温度の高い温水を排水したり、研究所では酸性やアリカリ性の廃液を排水するケースもあり通常の鉄製の配管は不適当です。
鉄製の配管は温度の高い場合や酸性度が高いと腐食し、穴が空いて漏れる恐れがあります。
このような廃液用の排水配管には、材質がポロプロピレンのものが有効です。
ポロプロピレンは耐熱性があり耐酸性の特徴もあり優れています。
温度も100℃の熱水から-5℃の冷水まで使用でき温度変化に対応できます。
耐薬品性にも優れており、耐酸性はもちろん、強酸性の廃液でも排水が可能です。
また樹脂製のため、絶縁性にも優れており電気腐食の心配がありませんし、鉄製よりも軽量なため運搬が容易で取り扱いやすく工事費用も削減できます。
更に熱伝導性が小さいので保温及び保冷効果も鉄製の配管より高いです。
周囲に熱を伝えにくいので火傷の心配もありません。